「なんだか仕上がりがゆがんで見える…」「せっかく編んだのに、形が整わない…」
そんなお悩み、編み物をしていると一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
実はそれ、“ブロッキング”という仕上げの工程を取り入れることで、ぐっと改善できるんです。
そして、そのブロッキングに欠かせないのが、ブロッキングボードという便利なアイテム。
市販品もありますが、じつは100均の素材を使って、手軽に手作りできることをご存じでしたか?
この記事では、100均で作るブロッキングボードの作り方・使い方・活用法までをやさしく解説。
「手作りは初めて…」という方にも安心のポイントやおすすめ素材もご紹介しています。
あなたの編み物ライフがもっと快適に、もっと美しく整うように――
ブロッキングの魅力を、ぜひ一緒にのぞいてみてくださいね。
ブロッキングボードとは?仕上がりが変わるその効果
ブロッキングボードの役割と使う理由
編み物をしていて、「完成はしたけど、思ったより形がゆがんでしまった…」「モチーフのサイズが少しずつバラバラ…」なんて感じたことはありませんか?そんなときに活躍するのがブロッキングボードです。
ブロッキングボードは、編み終わった作品を整った形に仕上げるための専用の土台。濡らした編み地やスチームを当てたニットを、ピンで正しい形に固定しながら乾かすことで、目がそろって模様もきれいに浮かび上がるようになります。
たとえば、モチーフをたくさん編んでつなげるとき、ひとつひとつの形や大きさが少しずつ違っていると、全体のバランスがくずれてしまいますよね。でも、ブロッキングをすることで、すべてのモチーフをぴしっと整えて、見た目もスッキリ。縫い合わせもしやすくなります。
つまり、ブロッキングボードは、「仕上がりの美しさ」と「編み物の完成度」をぐっと高めてくれる存在なんです。
編み物とブロッキングの関係とは?
ブロッキングという言葉自体、あまり聞きなじみがない方もいらっしゃるかもしれません。でも、洋裁でいうところの「アイロンがけ」のような役割だと思ってもらえると、イメージしやすいかもしれませんね。
編んだばかりのニットやレース編みは、どうしても糸のテンションや力加減に差が出るため、編み地が波打ったり、端が丸まったりしてしまうことがあります。そこにブロッキングを加えることで、全体の形を整え、糸の美しさや模様の細部がくっきりと際立つようになるのです。
「丁寧に仕上げる=手をかける」ことで、作品そのものがひとつ上のステージへと進む。そんなイメージでしょうか。
ちょっとした手間ではありますが、そのひと手間が、完成したときの満足感や「誰かに見せたくなる気持ち」につながります。
きれいに仕上げるために欠かせないポイント
ブロッキングを成功させるためには、「正しいサイズでピン打ちする」「湿らせて形を整える」「しっかり乾かす」の3つが基本。ここで大切なのが、やはり土台となるブロッキングボードの存在です。
市販のボードもありますが、じつは100均などのアイテムを使って、手作りすることもできるんですよ。自分の使いやすいサイズに調整できたり、使わないときはコンパクトに収納できたりと、手作りには手作りのよさがたくさんあります。
「編み物は好きだけど、仕上げのことはよくわからない…」という方こそ、ぜひブロッキングにチャレンジしてみてください。
あなたの作品が、想像以上に美しくよみがえるかもしれません。
材料は100均でOK!手作りブロッキングボードの準備
キャンドゥ・セリア・ダイソーで揃う素材
ブロッキングボードを手作りするなら、まずは100円ショップをのぞいてみましょう。最近の100均は本当に品ぞろえが豊富で、「これも使えるかも!」とアイデアが広がります。
特におすすめなのが、クッション性があり、ピンを刺しても安定感があるマット類です。
たとえば、セリアやダイソーでは「EVA素材のジョイントマット」が人気。厚みもしっかりあって軽量なので、扱いやすくブロッキングボードにぴったりです。
キャンドゥでは木目調のインテリアボードや、硬めのクラフトボードなども活用できます。ピンがしっかり刺さるかどうか、実際に触って確かめられるのもうれしいポイントですね。
売り場は、DIYコーナーや収納グッズ、園芸資材コーナーに紛れていることもあるので、時間に余裕があればゆっくり探してみると意外な発見があるかもしれません。
おすすめ100均アイテムと代用品まとめ
ここでは、100均で手に入りやすいブロッキングボード用の素材と、代用できるアイテムを一覧でご紹介します。どれも実際に使っている人が多い人気の材料です。
- ジョイントマット(30×30cm・厚さ1cm以上)…ピンが刺しやすく、軽量で扱いやすい
- EVAクッションボード…やや硬めでピンの固定力が高い。セリアに多い
- コルクボード(A4・B4サイズ)…裏側にピンが抜けないよう厚紙を貼ると安心
- 有孔ボード(パンチングボード)…ピン穴があらかじめ空いていて、美しく整いやすい
- 画用紙や方眼紙…グリッドガイドとして貼ると便利。防水ラミネート加工もおすすめ
- 竹串・Tピン・安全ピンなど…ブロッキング用のピンとして代用可能
どのアイテムも1つ100〜200円ほど。自分の作品サイズや使い方に合わせて、必要な数を揃えましょう。工夫次第で、「自分だけの使いやすいボード」が作れますよ。
家にあるもの・ホームセンターでの代替案
「まずは試しにやってみたい」という方は、家にある素材で代用してみるのもおすすめです。たとえば、使わなくなったコルクボードや断熱材、発泡スチロール板などは、ちょっとした工夫で十分実用的になります。
注意点としては、水濡れに弱い素材は避けること。水通し後のブロッキングでは、濡れた編み地をのせることもあるため、撥水性がない素材はビニールシートを敷くなどの対策が必要です。
ホームセンターを活用する場合は、DIYコーナーで売られている厚手のウレタンボード、有孔ボードなどがしっかりしていておすすめ。300〜800円ほどでしっかりした素材が手に入るうえ、店舗によっては希望のサイズにカットしてくれるサービスもありますよ。
用意すべき道具と価格目安
ボードの素材がそろったら、あとは加工や装飾に使う道具類をチェックしましょう。こちらも、ほとんど100均で手に入るものばかりです。
- カッター・ハサミ・定規…サイズ調整に使います
- マスキングテープ・両面テープ…グリッドの目印や素材の固定に
- クリアファイル・ラミネートシート…グリッドの保護や撥水シートとして活用
- ピン類(Tピン、竹串、縫い針など)…作品を固定するために必要
全体としての費用感は、500円〜1,000円程度で一式そろうケースがほとんど。市販品に比べるとかなりリーズナブルですし、作りながら少しずつアレンジを加えていくのも楽しいですよ。
「まずは家にあるもので」「使ってみてから材料を買い足す」そんな柔軟なスタートでもまったく問題ありません。あなたのスタイルに合った作り方で、気軽に始めてみてくださいね。
作ってみよう!手作りブロッキングボードの作り方
素材の選び方と注意点
ブロッキングボードを手作りするうえで、まず大切なのが素材選び</strongです。ボードの役割は「ピンをしっかり刺して固定すること」なので、素材には適度な硬さと厚み、そしてある程度の耐久性が求められます。
おすすめは、100均でも手に入るEVA素材のジョイントマットやフォームボードなど。軽くて持ち運びやすく、ピンもスムーズに刺さるため、初心者さんにも扱いやすい素材です。
コルクボードも代用品として人気がありますが、ピンの刺し心地や抜けにくさは素材によって差があるので、できれば実際に触って感触を確かめてみると安心です。
注意したいのは、水濡れに弱い素材をそのまま使わないこと。ブロッキングでは水分を含んだ編み地を扱うことも多いため、木製素材や段ボールなど吸水性の高いものを使う場合は、ビニールシートやラミネートでの防水対策を施すと長持ちします。
また、ボードの裏面がツルツルして滑りやすい素材の場合は、滑り止めシートなどを貼っておくと安定感が増して作業しやすくなりますよ。
組み立て・加工の手順(写真付きで紹介)
ここからは、実際の作り方をステップごとに紹介します。写真付きでまとめておくと、あとから見返したり、SNSなどでシェアする際にも便利ですよ。
- ボード素材を準備する
使いたいサイズや用途に応じて、ジョイントマットやクッションボードなどを用意します。小さな作品なら1枚、大きな作品や複数モチーフを一度に並べたいときは、2〜4枚つなげて使うのもおすすめです。 - グリッドラインをつける
規則正しくピンを刺すために、マスキングテープや方眼紙でガイドラインをつけておきましょう。5cmごと・10cmごとなど、用途に応じて使いやすい間隔にすると作業がスムーズになります。 - 必要に応じて防水加工を施す
湿った編み地を使う予定がある場合は、ラミネートシートやビニールクロスをボード表面に貼り、吸水・劣化を防ぎます。両面テープやマスキングテープで仮留めしておけば、取り替えも簡単です。 - ピンの準備をする
Tピンや竹串など、作品に合ったピンを用意します。竹串を使う場合は、あらかじめ短くカットしておくと刺しやすく、バランスも取りやすくなります。ピンは多めに用意しておくと安心です。
手順はとてもシンプルなので、「DIYは苦手かも…」と思っていた方でも大丈夫。必要な作業はカット・貼る・マークするだけなので、1時間もあればひと通り完成します。
サイズ調整やピンの刺しやすさアップの工夫
完成したボードはそのままでも使えますが、使いやすさを高めるちょっとした工夫を加えることで、より快適に作業できるようになります。ここでは、実際に使ってみて役立ったアレンジアイデアをご紹介します。
- ボードを連結してサイズ調整
ジョイントマットを複数枚つなげれば、大きな作品にも対応可能。使わないときは分解して収納すれば省スペースに。 - グリッドを色分けする
10cmごとに違う色のテープやラインを使うと、位置合わせがラクになり、目安もつけやすくなります。 - ピン穴の劣化を防ぐために工夫
毎回同じ場所にピンを刺すと素材が弱くなるため、少し位置をずらしたり、ピンの角度を変えるのがおすすめ。 - 滑り止めシートを裏面に
作業中にボードが動かないよう、滑り止めシートを裏に貼っておくと安定感がアップします。
こうしたちょっとしたひと工夫が、毎回の作業をぐっとラクにしてくれます。
また、自分なりにアレンジしながら使っていくうちに、「もっとこうしたい」「ここを改善したい」と気づく部分が出てくるかもしれません。
それも、手作りならではの楽しさですよね。
まずは、ひとつ作ってみるところから。使ってみながら、あなたにぴったりのブロッキングボードに育てていきましょう。
実践編!ブロッキングボードの使い方とコツ
ブロッキングの基本手順
ブロッキングとは、編み上がった作品を「整った形」に仕上げるために行う、編み物の仕上げ作業です。とくにレース模様やモチーフつなぎ、小物などでは、この工程を行うかどうかで完成度が大きく変わってきます。
やり方はとてもシンプル。以下のような流れで進めてみてくださいね。
- 水通し・スチームで編み地を整える
完成した作品を、ぬるま湯に10〜15分浸してやさしく絞る(押して水を出す程度)か、スチームアイロンで湿らせます。※糸の種類によって適した方法が異なるので、糸のラベルを確認してから進めましょう。 - ブロッキングボードの上に作品を広げる
湿った状態の作品を、そっとブロッキングボードの上に置きます。手で優しく伸ばしながら、おおよその形を整えていきます。 - ピンで固定する
四隅や端を中心に、ピンを使ってしっかり固定します。まず中心や対角線上から止めていくと、ゆがみなくまっすぐ整いやすくなります。 - しっかり乾燥させる
ピンで固定したまま、風通しのよい場所で完全に乾くまで待ちます。自然乾燥が基本ですが、湿度が高い時期は扇風機の風を弱く当てると安心です。
これでブロッキングは完了です。少しの手間で、作品が驚くほど整い、模様がくっきりと浮かび上がりますよ。
モチーフ・作品別の活用法
ブロッキングの方法は、作品の種類によって少しずつ変わります。ここでは、よく使われる作品ごとのおすすめブロッキング方法をご紹介します。
- モチーフ編み(四角・六角・丸など)
モチーフごとに形を整えてからつなぐと、全体のバランスが美しく整います。角や端にピンを打って、左右対称に配置しましょう。 - レース・ドイリー
模様がきれいに出るように、ピンを多めに使って細かく固定します。放射状にピンを打つと、丸い作品も美しく整います。 - ショール・ストール
端の模様や形に合わせてピンを配置。模様の先端がピンと張るように、やさしく引っ張りながら整えるときれいに仕上がります。 - ウェア・平面の大物
セーターやベストなどは、サイズに気をつけて左右対称になるよう慎重に配置しましょう。仕上げ寸法を測りながら整えると失敗しにくいです。
どんな作品でも「強く引っ張りすぎない」「無理に形を変えない」ことが基本です。自然な仕上がりを意識してピンを使うのがコツですよ。
ボードのサイズと配置のポイント
ブロッキングを快適に行うためには、作品に合わせたボードのサイズと配置もとても大切です。特にモチーフを複数同時にブロッキングする場合や、大判のストールなどを整える場合は、あらかじめボードの使い方を工夫しておくとスムーズです。
- 小物やモチーフ:ジョイントマット1〜2枚でOK。ピンの位置がわかるように、あらかじめグリッドを引いておくと便利。
- 大判作品:ジョイントマットを3〜4枚つなげて大きく使う。ボードの下に滑り止めを敷くと安定して作業しやすくなります。
- 複数モチーフの同時ブロッキング:グリッド線を活用して均等に並べると、すべて同じ大きさに整いやすく、つなげるときもラクになります。
作業台の広さに合わせて、必要な枚数のマットを組み合わせられるのも、手作りブロッキングボードならではの良さです。無理なく作業できるレイアウトを工夫してみてくださいね。
ブロッキング後の仕上げ・乾燥方法
ブロッキングは完全に乾くまでピンを外さないことがとても大切です。少しでも湿っている状態で外してしまうと、せっかく整えた形が戻ってしまったり、ふにゃっとなってしまうことがあります。
乾燥させる際は、直射日光が当たらない風通しのよい場所がベスト。日が当たりすぎると、毛糸の色があせてしまうこともあるため注意が必要です。
乾燥にかかる時間は、季節や素材によって異なりますが、目安としては夏場で3〜6時間、冬場や梅雨時期は1日程度見ておくと安心です。
湿度が高い日は、扇風機や除湿機を併用すると乾きやすくなりますよ。
完全に乾いたあとは、ピンを外してそっと作品を持ち上げてください。形がきれいに整っていて、ふんわりと仕上がった作品を見ると、ブロッキングの楽しさを実感できるはずです。
少しの手間で仕上がりにぐっと差がつくブロッキング。ぜひ、あなたの作品にも取り入れてみてくださいね。
自作ブロッキングボードの使用レビュー
使ってみて感じたメリット・デメリット
実際に100均の素材でブロッキングボードを手作りして使ってみた感想を、正直にまとめてみたいと思います。結論から言うと、「想像以上に使える!」というのが率直な印象です。
まず、自作ならではのメリットとして感じたのは、以下のような点です。
- 自分好みのサイズで作れる:編み物のスタイルに合わせて、必要なサイズだけ用意できるのが便利。ジョイント式にすれば、モチーフにも大物にも対応できます。
- 軽くて持ち運びしやすい:EVA素材やコルクボードは軽量なので、使わないときも収納しやすく、作業スペースに応じてさっと出し入れできます。
- コストを抑えられる:全体で1,000円以下で済むことも多く、ちょっと試してみたい初心者さんにもぴったりです。
- 材料の追加・カスタムが簡単:後からグリッドを描いたり、ピンの刺しやすさを改良したり、使いながら調整できるのも手作りの魅力です。
一方で、少し気になった点もいくつかあります。
- 長期間使うとピン穴がゆるくなる:同じ場所に繰り返しピンを刺すと、だんだん穴が広がって固定しづらくなることがあります。刺す位置をずらしたり、厚みを増すことで対策できます。
- グリッド線が消えやすい:マスキングテープで目印をつけた場合、繰り返し使っているうちに剥がれてしまうことも。ラミネート加工や方眼紙の貼り付けが便利です。
- 水通し後の湿気対策が必要:吸水しやすい素材の場合、濡れた編み地が染み込んでしまうことがあるので、撥水シートを重ねると安心です。
こうした点はありますが、最初の1枚としては十分すぎるほど活躍してくれました。気になる部分は少しずつ改良すれば、長く愛用できる道具になります。
おすすめの使い方・改善アイデア
使っていくうちに「こうすればもっと便利かも!」と思ったアイデアもいくつかあります。ここでは、自作ボードをより快適に使うための工夫をまとめてご紹介します。
- 方眼紙+ラミネートでグリッドを長持ち:自分で描く手間を省きたい方は、印刷した方眼紙をラミネートして貼るだけで、繰り返し使えて便利です。
- ピンの収納ポケットを作る:ボード裏に小さなケースや布ポーチを貼れば、使い終わったピンの収納場所に困りません。移動時もまとめて持ち運べます。
- 滑り止めを貼って安定感UP:作業中にボードがズレてしまうのを防ぐため、滑り止めマットを裏側に貼ると安心。100均の棚用シートが活躍します。
- カラーテープで目印を色分け:例えば10cmごとに違う色のマスキングテープを貼っておけば、目視でもバランスがとりやすくなります。
このように、自分が使いやすいように少しずつアップデートできるのが手作りの良さ。使えば使うほど、「自分の手に馴染んだ道具」になっていく感覚があって、愛着がわきますよ。
SNSやブログでの口コミ・評価
SNSやブログでも、100均素材でブロッキングボードを手作りしている方の投稿が増えています。
特にInstagramやX(旧Twitter)では、#ブロッキングボード や #編み物の仕上げ などのハッシュタグで検索すると、さまざまな手作りボードが紹介されています。
実際の投稿では、こんな声が多く見られました:
- 「セリアのジョイントマットで作ってみたら、ピンがしっかり刺さって大成功!」
- 「材料費500円でこのクオリティなら満足すぎる…」
- 「モチーフの仕上がりがぐっと整って感動。もう手放せない」
- 「ホームセンターの有孔ボードで本格派にしてみた。これは一生モノになりそう」
ほかにも、ブログで丁寧に作り方や使用感をレポートしている方も多く、迷っている方の背中を押してくれる実例がたくさんあります。
「不器用でもできた!」「市販品よりも自分に合う!」というリアルな声を聞くと、「私もやってみようかな」と自然に思えてきますよね。
ぜひ、SNSで「みんなの作品」をのぞいてみるのもおすすめです。あなたに合った作り方や、素敵なアレンジのヒントが見つかるかもしれません。
よくある質問Q&A|ブロッキングボードの疑問を解決
Q. ブロッキングボードはどこで買える?
ブロッキングボードは、大型手芸店や通販サイトで購入することができます。たとえば、ユザワヤ・オカダヤ・ABCクラフトなどの実店舗では、ニット用品コーナーや仕上げ道具コーナーに置かれていることがあります。
ただし、店頭在庫が限られていることも多いため、確実に手に入れたい場合はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの通販サイトを利用するのが便利です。
「ブロッキングボード」「ニットプロ マット」「編み物 仕上げ マット」などのキーワードで検索すると、豊富な商品が表示されます。
また、最近では100均のアイテムを活用して手作りする方法も広く知られており、「ブロッキングボード 自作」や「100均 ブロッキングボード」などで検索すると、多くの実例が見つかります。材料さえそろえば、意外と簡単に作ることができますよ。
Q. 通販の場合、発送や送料はどうなる?
通販で購入する場合、気になるのが送料や発送のスピード</strongですよね。
Amazonでは、プライム会員であれば送料無料+最短当日〜翌日発送</strongの対象商品も多く、急ぎで必要なときにとても便利です。楽天市場やYahoo!ショッピングでも、「送料無料」や「即日発送」のフィルターを使えば、条件に合うショップを探しやすくなります。
商品のサイズが大きめな場合(たとえばジョイントマットタイプなど)は、送料が500〜1,000円程度かかることもありますが、ピン付きのセット</strongやまとめ買いで送料無料</strongになるショップもあるので、購入前にしっかりチェックするのがおすすめです。
また、個人輸入扱いになるブランド(例:ニットプロ)などの場合は、発送まで数日かかることがありますが、その分高品質で長持ちするという声も多いです。用途やタイミングに応じて選んでみてくださいね。
Q. 参考になる無料資料や作り方はある?
はい、ブロッキングボードの作り方や使い方については、無料で読める参考資料や動画</strongがいくつもあります。
たとえば、以下のような場所で情報を集めることができます。
- YouTube:
「ブロッキングボード 手作り」「編み物 仕上げ 方法」などで検索すると、実際の作業手順を動画で見られます。視覚的に確認できるので初心者の方にもおすすめです。 - Pinterest・Instagram:
手作り例のアイデアが豊富。見た目のデザインやレイアウトの参考になります。#ブロッキングボード などのハッシュタグで検索してみてください。 - ブログ記事・無料レシピサイト:
「編み物 仕上げ方」「モチーフ ブロッキング」などのキーワードで検索すると、手順を写真付きで解説している個人ブログやニット作家さんの記事が見つかります。
また、糸の販売元(ハマナカやダルマなど)の公式サイトやPDFレシピにも、「作品の仕上げ方」として簡易的なブロッキングの説明が載っていることがあります。
「まずは雰囲気を知りたい」「手順を一度見てから試したい」という方は、こうした無料コンテンツを活用すると不安なく始められると思います。
身近なアイテムで始められて、動画や写真もたくさんある。だからこそ、ブロッキングボードは「ハンドメイドに慣れていない方」にもやさしい仕上げアイテムです。
市販派さんへ|ブロッキングボードおすすめ購入ガイド
Amazon・楽天での人気商品と価格帯
「手作りも楽しそうだけど、やっぱりすぐに使いたい」「サイズ感や素材にこだわって選びたい」
そんなときは、市販のブロッキングボードも選択肢のひとつです。
とくにAmazonや楽天などの通販サイトでは、さまざまなタイプのボードが販売されていて、用途や予算に合わせて選ぶことができます。
代表的な人気商品はこちら:
- KnitPro ブロッキングマット(9枚セット)
フォーム素材で厚みがあり、耐久性も高い人気商品。目盛付きタイプやピンセット付きのキットもあります。価格は3,000〜4,500円前後が目安。 - ノーブランドのEVAジョイントマットタイプ
方眼付きでコスパの良い商品が多数。Amazonでは1,000〜2,000円台で購入可能。
グリッド付きのマットを探している人にはおすすめ。 - CloverやTulipなど日本メーカーの製品
コンパクトで小物にぴったり。価格は2,000〜3,000円台が中心で、安心の品質が魅力です。
それぞれにメリットがありますが、「モチーフの整列に便利なグリッド付き」「ピンがしっかり刺せる厚み」を基準に選ぶと失敗が少ないですよ。
送料・納期を比較して選ぶコツ
市販品を通販で購入する場合に、意外と気になるのが送料と到着までの日数</strong。
商品そのものは手ごろでも、送料が高かったり到着が遅かったりすると、せっかくの気持ちが冷めてしまうことも…。
そこで選び方のポイントをまとめてみました:
- Amazon:プライム対象商品なら送料無料+翌日配送のケースが多く、急ぎのときに便利。返品対応もしっかりしていて安心です。
- 楽天市場:同じ商品でも出店店舗によって送料が異なるので、「送料込み」「送料無料条件(○○円以上)」の表示に注目しましょう。ポイント還元を活用したい人にもおすすめです。
- Yahoo!ショッピング:PayPayポイントとの併用や、まとめ買いでお得になるキャンペーンがあることも。発送日は「最短翌日」「2〜3日以内」など明記されているか確認を。
商品ページには「レビュー数」「評価の星」「発送元」なども記載されていますので、気になる点はしっかりチェックして、納得のいく買い物をしてくださいね。
実際に注文してみた体験談
私は実際に、AmazonでEVA素材のグリッド付きブロッキングマットを購入しました。
価格は2,180円で、プライム対象だったため翌日には到着。軽くてコンパクトな段ボールで届いたのも好印象でした。
開封してみると、ボードの表面には方眼目盛がプリントされていて、モチーフの配置がとてもスムーズ&。
ピンも刺しやすく、しっかり固定されていて、ストレスなく使えました。
私は別売りのTピンを合わせて使いましたが、セットになっている商品を選べば、すぐに使い始められると思います。
初めての市販ボードだったので多少の不安もありましたが、「こんなにラクならもっと早く買っておけばよかった!」というのが本音です。
とくに、「同じ形で揃えたい」「キレイに写真を撮りたい」という方には、グリッド付きの市販品はとてもおすすめです。
手作りの楽しさももちろんありますが、「今すぐ使いたい」「なるべく手間なくスタートしたい」という方にとって、市販品は安心して長く使えるアイテムになります。
ぜひ、ご自身のスタイルや予算に合わせて、お気に入りの一枚を見つけてみてくださいね。
まとめ|100均DIYで手作りブロッキングボードを始めよう
手作りでも作品の完成度はぐっと上がる
ブロッキングボードを使うことで、編み物作品の見た目がぐんと整い、まるでプロのような仕上がりに。
少し手間に感じるかもしれませんが、一度取り入れてみると、「あ、こんなに違うんだ!」と実感される方も多いんです。
そして何より、自分で作ったブロッキングボードで大切な作品を仕上げていく…
そのひと手間に込めた思いが、作品そのものにもあたたかく伝わります。
市販品ももちろん便利ですが、100均素材を使えば、リーズナブルに・自分に合ったサイズで作ることができて、愛着もひとしお。
はじめての方でも、今日紹介した手順を参考にすれば、無理なくチャレンジできます。
今日からできる一歩で、もっと楽しい編み物ライフへ
手作りブロッキングボードは、「ちょっとやってみようかな?」の気持ちからスタートできる、
とても手軽で奥の深いアイテムです。
完璧を目指さなくても大丈夫。最初はシンプルな作りでも、使っていくうちに工夫が生まれて、自分らしいツールに育っていきます。
お気に入りの毛糸で編んだ作品が、ブロッキングによってさらに輝く瞬間を、ぜひ味わってみてください。
手作りの温もりと、整った美しさが両立した作品を手にしたとき、きっと「やってよかった」と思えるはずです。
これをきっかけに、あなたの編み物時間がもっと楽しく、もっと心豊かになりますように。
ぜひ、100均DIYで自分だけのブロッキングボード作りに挑戦してみてくださいね。