配送方法として主に知られる「着払い」と「元払い」、これらについて詳しくご存じですか?
似たように見えるこれらの選択肢ですが、実はそれぞれ独自の特性があります。
本記事では、それぞれの配送方法とそれに伴うコスト、さらには発送伝票の取得方法まで詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みください。
着払いと元払い、基本の違い
元払いの詳細
オンラインショッピングでは「送料無料」という表記をよく目にしますが、これは出荷者が配送料を前払いする「元払い」の典型例です。
この方式では、商品を発送する際に出荷者が事前に送料を全て支払うことになります。
以下に、各主要運送会社の元払い配送用の送り状の種類を紹介します。
クロネコヤマト宅急便
画像引用:ヤマト運輸
佐川急便(営業所)
画像引用:佐川急便
佐川急便(取次店)
画像引用:佐川急便
ゆうパック
画像引用:日本郵便
着払いのしくみ
フリーマーケットアプリやオンラインマーケットプレイスでよく見られる「着払い」は、受け取る側が配送料を負担する方式です。
この方式では、荷物が到着した時に受取人が運送会社に直接配送料を支払います。
以下に、各主要運送会社の着払い配送用の送り状の種類を紹介します。
クロネコヤマト宅急便
画像引用:ヤマト運輸
佐川急便
画像引用:佐川急便
ゆうパック
画像引用:日本郵便
送り状伝票の取得場所
全国の運送会社が無料で送り状伝票を提供しており、多くの場所で容易に入手できます。
以下は、主な取得場所です。
ヤマト運輸(クロネコヤマト)
– 営業所
– 取次ぎ店舗
– 主要なコンビニエンスストア(セブンイレブン、ファミリーマート、ニューデイズ、デイリーヤマザキ、ポプラ等)
佐川急便
– 営業所
– 取次ぎ店舗
ゆうパック
– 郵便局カウンター
– コンビニエンスストア(ローソン、ミニストップ、ローソンストア100、セイコーマート)
配送料金の詳細
クロネコヤマトの宅急便
クロネコヤマトでは、着払いと元払いの料金は同額で、追加料金は発生しません。
料金は発送地と目的地、荷物の大きさによって変わります。
料金の詳細は公式サイトでご確認いただけます。
佐川急便
佐川急便でも、着払いと元払いでの料金差はありません。
どちらも同額で、料金は発送地と到着地、荷物のサイズによって変動します。
料金の詳細は公式サイトで確認可能です。
ゆうパック
ゆうパックの基本料金は着払いと元払いで同額ですが、20円の手数料が加わります。
持ち込み割引は適用される一方で、その他の割引は適用されないため、注意が必要です。
料金の詳細は公式サイトでご覧いただけます。
返品時の正しい配送方法の選び方
返品や返送をする際の配送方法
オンラインショッピングや通信販売で購入した商品がサイズ不合や商品違いで返品が必要な場合、どの配送方法を選ぶかが重要です。
– 着払い:注文内容と異なる商品が届いた場合
– 元払い:購入者の都合で返品する場合
返品を考えた場合、最初に販売店へ確認することが重要です。
店舗との連絡を通じて、着払いまたは元払いの指示を得ることができます。
間違って着払いで送ってしまった時の対応策
誤って着払いで商品を送付してしまった場合、以下の対処法があります。
1. 返品の申し出
受取人に状況を説明し、商品を受け取り拒否してもらう方法です。
これにより商品は発送元に返送されます。
その後、元払いで再送するのが一般的です。
この方法は、フリーマーケットアプリやオンラインオークションにおいても有効です。
2. 配送料の後払い対応
受取人に配送料を一旦支払ってもらい、その後で返金する方法です。
これは特に親しい間柄や家族間の取引で利用されます。
これらの対処法は相手に迷惑をかける可能性があり、今後は送り間違いがないように注意が必要です。
まとめ
この記事では、返品時の「着払い」と「元払い」の選び方、それぞれの配送方法における料金設定、送り状の取得方法について詳しく解説しました。
以下、主要ポイントをまとめます。
基本情報
元払いは送り主が事前に送料を支払う方式、着払いは受け取り時に受取人が料金を支払います。
配送料金
佐川急便やクロネコヤマトでは、着払いと元払いの料金に差はありません。
料金は発送地と目的地、荷物のサイズによって異なります。
送り状の取得場所
ヤマト運輸、ゆうパック、佐川急便の各営業所や指定コンビニから取得可能です。
返送・返品の際の選択肢
注文内容と異なる商品が届いた場合は着払い、自己都合での返品は元払いが適切です。
間違えて送った場合の対処
間違えて着払いで送った場合は、受け取り拒否または配送料の先払い後の返金があります。
これらの情報が荷物の送付時の参考になれば幸いです。