就職・転職活動で履歴書を郵送する際、「切手はいくら貼ればいいの？」「140円切手ってどこで買えるの？」と迷う方は多いものです。
封筒の重さやサイズによって料金が変わるため、少しの違いで料金不足になることもあります。
特に、履歴書だけでなく職務経歴書や添え状を同封すると、思ったより重くなり、郵便料金が変わるケースも少なくありません。
「これで足りるはず」と思って出した郵便が戻ってくると、応募期限に間に合わないなどのリスクもあります。
そうしたトラブルを避けるためには、郵送にかかる正しい費用や切手の選び方をしっかり理解しておくことが大切です。
この記事では、履歴書郵送に最適な140円切手の基本知識から購入方法、貼り方マナーまでをやさしく丁寧に解説します。
郵便局とコンビニの違い、封筒の選び方、切手の正しい位置、そして郵送時のチェックリストまで、初めてでも安心して実践できる内容です。
読んだあとには、「自分で完璧に郵送できる」という自信が持てるようになるはずです。
さらに、応募先への印象を良くするちょっとしたマナーも紹介しています。
これを読めば、郵送時の不安をなくして安心して応募書類を送ることができ、あなたの誠実さや細やかな心配りがしっかり伝わるでしょう。
1. 履歴書を郵送する際に必要な切手料金の基本
履歴書郵送に必要な切手の種類と料金目安
履歴書を郵送する際は、封筒のサイズや重さによって必要な切手代が変わります。
一般的にはA4サイズを三つ折りにして長形3号封筒に入れる場合、50g以内で140円切手が必要です。
履歴書だけでなく、添え状や職務経歴書を一緒に送るときは重さが増えるため、25g以内の84円では足りないケースが多くなります。
50gを超えると180円が必要になるので、郵送前に一度重さを確認しておくと安心です。
また、履歴書の用紙が厚めだったり、写真付きの履歴書を同封する場合は重量が増える傾向にあります。
自宅に秤がない場合は、郵便局で確認してもらうのがおすすめです。
なぜ140円切手が選ばれるのか？重さ別料金をチェック
履歴書・職務経歴書・添え状をまとめると、50gを超えるケースが多くなります。
そのため、最初から140円切手を貼ることで切手不足を防げます。
140円切手は、定形郵便の上限である50gまで対応しており、ほとんどの履歴書送付にぴったりな金額設定です。
万が一50gを少し超えた場合も、郵便局で差額分（40円など）を追加すれば問題ありません。
つまり、140円切手を基準に考えると、料金不足のトラブルをほぼ回避できます。
84円・180円切手との違いと使い分け
84円切手は25g以内の定形郵便、180円切手は100g以内の郵便に使われます。
履歴書郵送はその中間にあたるため、140円がちょうどよい額面です。
たとえば、写真付きの履歴書と職務経歴書を1部ずつ入れると約40～45g前後になるため、140円切手が最適となります。
なお、応募書類を2社分まとめて発送する場合や証明書を同封する場合は、180円切手を検討するとよいでしょう。
2. 140円切手の購入方法｜コンビニ・郵便局どちらが便利？
コンビニで切手を買うときの注意点
コンビニでは、深夜や早朝でも切手を購入できる便利さがあります。
急に履歴書を送る必要ができたときなど、24時間営業の店舗はとても助かります。
ただし、在庫が限られている店舗も多く、特に140円切手は少量しか置いていないことがほとんどです。
また、支払いは現金のみの店舗が多く、電子マネーやクレジットカードが使えないケースもあります。
レジで「140円切手ありますか？」と尋ねると、店員さんがレジ内や引き出しから出してくれる場合が多いです。
購入の際は、他の買い物と同時に頼むとスムーズです。
さらに、コンビニでは領収書が発行されるので、経費として処理したい場合にも便利です。
ファミマ・ローソン・セブンの販売状況と購入ポイント
- ファミマ：ほとんどの店舗で140円切手を販売しており、在庫が比較的安定しています。郵便関連の商品（はがき・レターパックなど）と一緒に購入できることが多いです。
- ローソン：レジ横カウンターで販売。店員に声をかける必要があります。ローソンは日本郵便と提携しているため、郵便料金の支払いなど郵便関連の扱いに慣れているスタッフが多いのも安心ポイントです。
- セブンイレブン：店舗によって取り扱い状況が異なり、都市部の小型店舗では在庫がない場合も。購入希望の場合は、事前に確認するか、84円＋56円の組み合わせで代用できます。
また、コンビニは時間帯や立地によって在庫状況が変わるため、もし140円切手が売り切れだった場合は、複数の切手を組み合わせる（例：100円＋40円）という方法もあります。
郵便局での購入との違いと使い分け方
郵便局なら確実に在庫があり、記念切手やデザイン切手など種類も豊富です。
まとめ買いや他の郵便手続きと一緒に済ませたい場合は郵便局が最適です。
さらに、重さを量って正確な料金を確認してもらえるため、「料金不足で返送される」などのトラブルも防げます。
一方、コンビニは夜間や休日にも利用できるのが大きな強みです。時間を選ばずに購入できる利便性と、郵便局の安心感を上手に使い分けましょう。
3. 封筒選びと切手の貼り方マナー
履歴書郵送に適した封筒サイズと色の選び方
履歴書を郵送する際は、封筒のサイズと色選びも印象を左右します。
長形3号封筒（A4三つ折り）がもっとも一般的で、企業側も開封しやすいサイズです。
色は白やクリーム色のほか、落ち着いたベージュも可。
派手なカラーや柄付きは避けましょう。封筒の材質はやや厚めで透けにくいものを選ぶと、個人情報を守る安心感も生まれます。
また、封筒の表面がざらついているものより、滑らかな紙質を選ぶと宛名を美しく書きやすくなります。
さらに、履歴書が折れないようにA4サイズをそのまま入れる「角形2号封筒」を使うケースもありますが、その場合は定形外郵便扱いになり、料金が変わる点に注意が必要です。
切手の正しい貼り方と位置（左上が基本の理由）
切手は封筒の左上隅にまっすぐ貼るのが基本です。
これは郵便物を自動で仕分けする機械が左上にある切手を読み取る仕組みだからです。
斜めに貼ると読み取りエラーの原因になることがあるため、定規などで位置を合わせて丁寧に貼りましょう。
また、封筒が大きい場合でも位置は上から約2cm、左から約2cmのスペースを目安にするとバランス良く見えます。
さらに、切手を複数枚貼る場合は、重ならないよう整列させることが大切です。郵便局員からの印象も良くなり、丁寧な印象を与えられます。
貼り直しNG？切手のマナーと注意点
一度貼った切手を剥がして再利用するのは郵便法で禁止されています。
剥がす際にノリや跡が残ったり、破れたりすると無効扱いとなるため注意が必要です。
万が一貼る位置を間違えた場合は、新しい封筒に差し替えるのが確実です。
また、封筒を郵便局で購入すれば、その場で貼って確認してもらえるので安心です。
さらに、切手の絵柄やテーマを選ぶのも好印象につながるポイント。
シンプルな通常切手のほか、季節や日本文化を感じさせるデザイン切手を選ぶと、控えめながらもセンスの良さを伝えられます。
4. 郵送の方法とタイミング
ポスト投函と郵便局窓口、どちらを選ぶべき？
確実に届かせたい場合は郵便局窓口で差し出すのがおすすめです。
窓口では重さや料金をその場で確認してもらえるうえ、追跡可能な「特定記録」や「簡易書留」などのオプションも利用できます。
これらを活用すれば、郵送中の紛失や遅延リスクを大幅に減らせます。
特に大切な応募書類を送る場合は、担当者に確実に届く手段を選ぶのが安心です。
一方、ポスト投函は時間を問わず手軽に出せるメリットがありますが、重さ超過やポストの回収時刻に注意が必要です。
最終的には、急ぎのときは窓口・余裕があるときはポストというように、状況に合わせて使い分けましょう。
締切日前日の投函リスクと対策
ポストの回収時間を過ぎると翌日扱いになるため、余裕を持った投函が重要です。
特に企業の「必着日」が設定されている場合、回収や配送の遅れで締切に間に合わない可能性があります。
前日ギリギリの投函は避け、少なくとも2〜3日前の午前中までに差し出すのが理想です。
また、ポストには「平日・土曜・休日」で異なる回収時間が記載されていますので、必ず確認しておきましょう。
天候や交通事情で遅延する場合もあるため、重要な書類は「速達」を利用するのも安心です。
速達は料金プラス260円程度で、通常よりも早く届けてもらえるサービスです。
郵便料金の改定情報をチェックしておこう
郵便料金は定期的に改定されることがあるため、送付前に最新情報を確認することが大切です。
とくに最近は物価変動により、定形郵便の料金が見直されるケースが増えています。
過去に貼っていた料金でそのまま送ると、不足扱いになることもあります。
日本郵便の公式サイトや店頭掲示を確認し、正しい金額の切手を貼りましょう。
もしも改定前の切手を使う場合は、差額分の切手を追加で貼ることで対応可能です。
また、定形と定形外の境界も変わる場合があるため、封筒の厚さ・重さを測っておくと安心です。
5. 履歴書郵送前の最終チェックリスト
封入前の確認項目（書類の向き・添え状・宛名）
履歴書を送る前に、まず書類の順番と向きを確認しましょう。
履歴書と職務経歴書、添え状は上から添え状→履歴書→職務経歴書の順で重ねます。
この順番にすることで、採用担当者が開封したときに自然な流れで内容を確認できます。
また、書類の角が揃っているか、折れや汚れがないかをもう一度チェックします。
封筒に入れる際は、書類の上辺が封筒の口側になるように入れると、取り出しやすくなります。
宛名面には、会社名・担当者名の表記に誤りがないかも重要な確認ポイントです。
特に「株式会社」「有限会社」などの表記ミスは印象を下げることがあるため、送付前にしっかり確認しましょう。
切手代不足を防ぐためのチェック方法
履歴書郵送で意外と多いのが料金不足による返送トラブルです。
家庭用のスケールで重さを量るか、心配な場合は郵便局窓口で確認するのが確実です。
料金不足のまま投函してしまうと、相手先に届かず戻ってきてしまい、応募期限に間に合わないこともあります。
特に写真付き履歴書や厚めの紙を使用している場合は、数グラムの差で料金が変わるため注意が必要です。
封をした後でも、軽く手で持って「少し重いかも？」と感じた場合は、念のため窓口で重さを確認してもらうと安心です。
もし不安な場合は、140円切手のほかに10円切手を1枚予備として持っておくのもおすすめです。
応募マナーで印象を上げるちょっとした工夫
書類の整え方だけでなく、細やかな配慮も印象アップのポイントです。
宛名や会社名を手書きで丁寧に書く、封をのりでしっかり閉じるなどの一手間が誠実さを伝えます。
また、封筒の裏面に差出人の住所・氏名を明記する際は、ペンのインクがにじまないように注意し、清潔感のある筆跡を意識しましょう。
さらに、切手を貼る位置が曲がっていないか、封筒が汚れていないかも最後に確認を。
クリアファイルに入れてから封入すると、書類の折れやヨレを防ぐことができます。
雨の日の発送では、封筒が濡れないようにビニールカバーや防水袋を使うのも効果的です。
6. まとめ｜正しい郵送マナーで印象アップを目指そう
履歴書を郵送する際の一連の流れを振り返ると、「140円切手を用意→封筒確認→郵送チェックリスト」という3ステップがとても重要です。
まず、料金を正確に把握して切手を準備することで、料金不足のトラブルを防げます。
次に、封筒選びや宛名の書き方などの細かな部分を丁寧に確認することで、応募書類全体の印象が大きく変わります。
そして最後に、封入内容や投函タイミングをしっかりチェックすれば、安心して応募書類を送り出すことができます。
さらに、これらの工程を丁寧にこなすことで、採用担当者に「誠実で細やかな人」という印象を与えられます。
たとえ書類選考で多数の応募者がいても、きちんとした郵送マナーを守っている人は意外と少ないため、こうした細部の気配りが評価につながるのです。
また、封筒や切手の扱い方は社会人としての基本マナーにも通じるため、就職後にも役立ちます。
140円切手を用意し、封筒の準備を整え、最後に最終チェックをする。
この一連の流れを習慣化しておけば、どんな応募先にも自信をもって書類を送ることができるでしょう。
正しい郵送マナーは小さな気づかいの積み重ね。
丁寧な対応があなたの印象を引き立て、採用の第一歩をより確実なものにしてくれます。
