冬場には髪の静電気が気になるものです。
忙しい朝、髪がパチパチと静電気でまとまらないことが多く、扱いづらさを感じることも。
出かける前に、この静電気をどうにかしたいと思うことはありませんか?
今回は、私が実際に体験し、調査した静電気の原因とその解消法、予防策を紹介します。
髪の静電気を解消する方法
髪が静電気で逆立ち、ブラッシングしても収まらない場合、どのように対処すればよいのでしょうか?
ここでは、髪の静電気を抑えるためのポイントを紹介します。
水を使った対処法
外出先で髪の静電気が気になるとき、簡単に対応できる方法として、髪に水をつける方法があります。
忙しいときにも手軽に行えますが、一時的な効果なので、乾いた後は再び静電気が発生することがあります。
ですので、他の方法と併用することをおすすめします。
ハンドクリームを利用した対策
近くに水の設備がない場合は、ハンドクリームが役立ちます。
普段使うハンドクリームを手に塗ったあと、髪にも少量塗ることで、どこでも簡単に静電気を抑えることができます。
乾燥する季節にはハンドクリームを常に持っていると便利です。
放電のテクニック
周囲に水もハンドクリームもないときは、自分の髪の束を使って放電する方法があります。
髪の一部をしっかりと握ることで、静電気を逃がすことができます。
ただし、静電気が強い時はこの方法の効果が薄いこともあります。
全身の静電気を放電することも有効です。
環境を利用した静電気の放電方法
静電気を解消するには、室内の壁や地面など、周囲の環境を利用する方法もあります。
壁に手を数秒間当てる
壁に手を数秒間当てるだけで、体から静電気を放出することができます。
木材やコンクリートは自然に電気を逃がすため、触れることで静電気を解消できます。
金属製のアイテムを使って静電気を緩和する
体にたまった静電気が指先から急激に放電すると、「バチッ!」という痛みが生じます。
痛いのは嫌なので、これを軽減するために、鍵や金属製のペンなどを手にしっかり握り、金属を介して触れる方法が効果的です。
金属の端部で放電が起こるので、痛みを感じにくくなります。
手の形を変えて放電する
上記の方法と同様の原理で、手をじゃんけんの「グー」や「パー」の形にしてから物に触れて放電する方法があります。
この方法は電流が手全体に分散され放電することで、静電気による「バチッ!」を大幅に減少させることができます。
髪の毛に静電気が起きる理由とその対策
髪の毛で静電気が発生する原因はいくつかありますが、その詳細を掘り下げてみましょう。
静電気の発生原理
冬になると寒さが厳しくなり、静電気がよく発生しますが、髪の毛ではなぜこの現象が顕著なのでしょうか?
この問題の主な原因は、空気の乾燥です。
冬季は湿度が格段に下がり、空気が乾燥するため、髪から発生する静電気が外へ逃げにくくなります。
夏とは異なり、湿度が高く体からの発汗によって静電気が発生しにくいです。
また、冬の乾燥は髪の水分バランスを直接的に崩し、通常は約12%の水分を保持している髪も、乾燥しやすくなります。
乾燥した髪をブラッシングする際には、摩擦が増して静電気がより生じやすくなり、その結果、髪の質感が悪化し、枝毛や切れ毛のリスクも高まります。
このため、冬場の髪のケアには特に気をつける必要があります。
静電気を防ぎながら快適に過ごす髪のケア法
日常生活で静電気をどうコントロールし、快適に過ごすかに焦点を当て、髪の保湿と環境調整の方法を解説します。
髪の保湿は静電気を抑える上で非常に効果的です。
暖房の影響を最小限に
冬場の暖房使用時には、エアコンの直接的な風が髪を乾燥させ、静電気を引き起こしやすくなるため、注意が必要です。
シャンプーの適切な使用法
シャンプーする際は泡立ちが重要です。
泡立ててから髪を洗うことでキューティクルを守り、水分が失われるのを防ぎます。
濡れ髪の取り扱い
濡れた髪は非常に繊細なため、自然乾燥は避け、タオルで優しく水気を取るのが望ましいです。
濡れた髪が傷むと静電気が発生しやすくなります。
ドライヤーの効果的な使い方
髪を乾かす際にはドライヤーの熱風を長時間同じ部分に当てないようにし、適度な距離を保ちつつ動かしながら素早く乾かすことが重要です。
室内湿度を管理する
室内の適切な湿度は髪の健康を保つためにも重要です。
外気が冷えることで室内湿度が低下するため、40%から60%の湿度を保つことが理想的です。
加湿器を活用することが推奨されます。
静電気体質への対応
静電気体質の人は静電気が発生しやすいため、静電気除去グッズを利用することが効果的ですが、効果には個人差があります。
食生活の見直しも静電気対策に役立ちます。
まとめ
静電気が少ない環境を整え、バランスの良い食事を心がけることで、美しい髪を維持できます。
即効性はありませんが、コツコツと続けることで静電気から解放される日が来ます。