iPhoneで通話がすぐに留守番電話に切り替わってしまう問題に対処し、着信時間を延長する方法についてご紹介します。
iPhoneで通話が留守番電話に自動転送される問題とその対策
iPhoneを利用している際、通話が自動的に留守番電話に切り替わることが問題となっている場合、着信時間の調整方法をご案内します。
まず、ご利用のiPhoneのiOSバージョンを確認してください。
iOS 18.0以降をお使いの方は、標準設定で「ライブ留守番電話」機能が有効になっていますが、設定の調整が必要です。
iOS 18.0未満のバージョンを使用している方、または非対応の古いモデルの場合は、モバイルキャリアの提供するサービスを利用して設定を行います。
iOS 18.0以降のiPhone用の解決策
iOS 18.0以上を搭載しているiPhoneでは、「ライブ留守番電話」機能が自動でオンに設定されております。
着信音が鳴る時間（最長で18秒、3～4回の鳴動）の調整を希望する場合は、この機能をオフにし、通常のキャリアの留守番電話サービスへの切り替えが必要です。
iOS 18.0未満のiPhoneまたは非対応モデルの解決策
iOS 18.0未満のバージョンを利用する古いモデルでは、留守番電話サービスの設定がキャリアによって異なります。
NTTドコモ
電話アプリから「1419」をダイヤルし、ガイダンスに従って着信時間を0秒から120秒の範囲で自由に設定できます。
KDDI au
電話アプリから「1418」にダイヤル後、希望する秒数を入力します。
設定可能範囲は5秒から55秒です。
ソフトバンク
My Softbankを利用し、「留守番電話・転送電話サービス」のメニューから設定を行います。
その他のキャリアについては、各公式サイトやカスタマーサポートを通じて設定方法を確認することをお勧めします。
iPhoneで通話がすぐに留守番電話になるその他の原因と対応方法
iPhoneを使用していて、通話がすぐに留守番電話に転送される場合、呼び出し時間の設定以外に考えられる原因がいくつかあります。
「集中モード」や「おやすみモード」が有効な場合
「集中モード」または「おやすみモード」がオンになっていると、着信があっても音が鳴らずに留守番電話に直接転送されることがあります。
ロック画面やステータスバーに三日月のアイコンが表示されている場合は、コントロールセンターからこれらのモードを解除することができます。
さらに、これらのモードが自動的に有効になるのを防ぐために、スケジュール設定やデバイスの設定共有を見直すことが推奨されます。
通信状況が悪い、または機内モードがオンの場合
通信状況が悪い地域にいる場合や、意図せず機内モードがオンになっていると、着信音が鳴る前に留守番電話に接続されることがあります。
ステータスバーで飛行機のアイコンが表示されている場合は、コントロールセンターから機内モードをオフにすると良いでしょう。
着信がブロックされている場合
ブロックされている番号からの通話は、着信音が鳴ることなく直接留守番電話に転送されます。
設定メニューから「電話」を選び、「ブロックされた連絡先」を確認し、不要な番号のブロックを解除することができます。
電話帳に未登録の番号からの着信を自動で消音する設定が有効な場合
「不明な発信者を消音」機能がオンに設定されていると、連絡先に登録されていない番号からの着信が着信音なしで直接留守番電話に繋がります。
この設定はiPhoneの「設定」から「電話」セクションを開いて無効にすることができます。
留守番電話へ切り替わる時間の設定
着信が留守番電話に切り替わる時間が短い、または「即時」に設定されている場合、着信音が鳴る前に留守番電話に切り替わることがあります。
この設定は携帯電話キャリアごとに異なり、ドコモでは電話アプリで「1419」をダイヤル、auでは「1418」の後に設定秒数を入力、ソフトバンクはMy Softbankから調整できます。
設定の詳細については、各キャリアのウェブサイトやカスタマーサポートで確認してください。
設定変更後も問題が解決しない場合は、ご利用の携帯電話キャリアのサポートセンターに相談することをお勧めします。
まとめ
iPhoneの通話が迅速に留守番電話に切り替わる複数の原因があります。
ライブ留守番電話の設定以外にも、以下の点を考慮する必要があるでしょう。
集中モードおよびおやすみモードの影響
これらのモードが有効な時、着信音が鳴ることなく直接留守番電話に接続されることがあります。
これを無効にするためには、コントロールセンターから設定を変更することが必要です。
通信環境による留守番電話への自動切り替え
不安定な通信環境にある場合、着信音がなる前に留守番電話に切り替わることがあります。
より通信状態の良い場所へ移動することが望ましいです。
機内モードが有効化されているかの確認
機内モードが有効になっていると、着信が直接留守番電話に転送される場合があります。
これを解除するには、コントロールセンターを使用します。
着信拒否設定の確認
着信拒否リストに記載されている番号からの着信は、着信音なしで直接留守番電話に接続されることがあります。
このリストは「設定」から「電話」セクションの「着信拒否と発信者ID」で確認できます。
未登録発信者の消音設定
この設定がオンの場合、電話帳に登録されていない番号からの着信は、着信音が鳴らず留守番電話に直接接続されます。
この機能は「設定」の「電話」セクションの「不明な発信者を消音」で調整できます。
これらの対策を試しても問題が解消されない場合は、利用中の通信キャリアのカスタマーサポートに連絡することを推奨します。
