昨今の状況から、老人ホームのなどのケアホームの訪問には多くの制限が設けられていましたが、最近になってこれらの制限が緩和され、訪問が容易になってきています。
ただし、施設によっては異なる規則があるため、訪問前には必ず事前確認を行うことが肝心です。
予告なしに訪れるのは避け、訪問許可の有無を確認してください。
私の叔母が住む施設への訪問経験をもとに、面会の手順、不許可時の対応策、訪問時のルール、持参すべき手土産、訪問の適切な時間や頻度などについて詳しく説明します。
老人ホームでの面会方法
面会が可能な日や時間は施設によって設定が異なります。
訪問前には施設へ直接連絡を取り、面会の詳細を確認することが大切です。
エピソード①
「あなたはなかなか訪ねてくれないから、寂しいわ」という声を聞くこともあります。
「今度行くからね。」と入居者とだけ約束をするのよくないな、と考えられます。
訪問者は訪問予定を施設に事前に伝え、「明日は休みなので面会に行きます。」と具体的に連絡することが推奨されます。
入居者とのコミュニケーションは誤解を招くことがあるので、直接施設に確認することで問題を未然に防げます。
入居者からの伝達だと、施設にうっかり伝え忘れることやイベントなど施設の都合もあるため、訪問希望者は自ら施設に連絡を入れるべきです。
面会の際は、訪問者の名前、入居者との関係、希望する訪問日時を事前に伝え、訪問が認められているかを確認してください。
家族のみ訪問を許可するや、人数や時缶制限を行う施設も存在するので、その点も念のため確認が必要です。
老人ホーム訪問時の制限と対応策
訪問が制限されることもあります。
事例と対処法を紹介します。
老人ホームへの面会が制限される具体的な事例は次のようなものがあります。
- 面会者本人やその家族、入居者が最近2週間以内に発熱や咳、喉の痛みなどを経験している場合
- 施設内でリハビリテーションやデイケアの予定がある時
- 施設内で新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症が発生している場合
- 近隣地域で感染症が広がっている場合
これらの条件に該当する場合、面会は延期すべきです。
また、入居者の日課に支障を来す場合も面会が難しいことがあります。
私が最近訪れた時はケアホームでは、デイサービスやリハビリのスケジュールがなく、午後の時間帯に無事面会が自由に行えました。
老人ホームで守るべき面会ルール
老人ホームの面会ルールは施設によって異なりますが、多くの場合通常以下のルールが設定されています。
- 訪問前に体温測定を行う
- 健康状態をチェックする
- マスクを着用する
- 手指の消毒を行う
- 面会は指定された場所でのみ許可
また、訪問者がワクチン接種証明を提示することを要求する施設もありますので、訪問前に確認が必要です。
私が訪問しているケアホームでは、建物内への入室は認められておらず、玄関脇に特設された面会スペースで対応しており、マスクの着用や手の消毒、スリッパへの履き替えが求められました。
面会エリアにはパーテーションが設置され、大型扇風機を用いた換気などが徹底されていました。
面会の際は手土産の持参、滞在時間、面会頻度についても配慮が求められます。
これらの点について詳しく説明します。
老人ホームでの手土産選びと訪問マナーについて
手土産の選び方と注意点
老人ホームへの訪問に際して、手土産選びには注意が必要です。
特に、注意が必要な餅や飴玉のような食品は避けた方が良い場合もあります。
また、食べ物の持ち込みは施設に確認してからにすることが望ましいです。
一般的に喜ばれる手土産としては、ハンドタオルやハンカチ、小さなポーチやミニバッグ、扇子、パジャマ、洋服、趣味のアイテムなどがあります。
ただし、入居者の状況になって、ハンドクリームやリップクリームなどを渡す際は注意が必要なこともあります。
実際に私はレターセットと折り紙、ハンドタオルを持参したとき、これが大変喜ばれました。
何枚あっても喜ばれるハンドタオルは他の入居者に自慢できるアイテムとなりました。
面会時の適切な滞在時間
面会の際の適切な滞在時間は、一般的に30分から1時間程度です。
この時間制限は多くの施設で採用されており、他の訪問者との予約が重なることも考慮する必要があります。
長時間の訪問は入居者に負担を与えかねないため、訪問は短くまとめることが望ましいです。
訪問の適切な頻度
面会の適切な頻度については、2週間から1ヶ月に1度が良いとされています。
施設によっては、週に1回までという制限を設けているところもあります。
頻繁な訪問は入居者の施設への適応を妨げたり、里帰り願望を強める可能性があるため、適度な間隔での訪問が推奨されます。
老人ホーム訪問の要点・まとめ
老人ホームでの面会のコツをお伝えしました。
老人ホームへの訪問を円滑に進めるための重要ポイントをまとめておきます。
- 訪問前には必ず老人ホームに電話で予約を取り、確認を行う
- 体調がすぐれない場合や感染症が流行している場合は訪問を控える
- 施設の定めるルールに従い、訪問を実施する
- 食べ物の手土産は、喉に詰まりやすいものを避け、入居者の食事制限を事前に確認する
- 衣類やアクセサリーなど、身につけるアイテムが好まれることが多い
- 訪問時間は30分から1時間が目安
- 面会の理想的な頻度は、2週間から1ヶ月に1度
施設によっては特有のルールや規定が設けられていることもあるため、訪問前の確認が重要です。
子供の進級・進学の時の写真を子どもと一緒にデコって渡したときや遠方に住む親戚とのビデオ通話を設定した際も大変喜んでいました。
スマートフォンの操作が難しい方も多いので、家族とのビデオ通話は彼らにとって貴重な交流の手段となります。
ケアホームの訪問のきっかけになるうれしいです。